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コラム 2019年12月23日

川魚でいつもと違う食卓を日本の食文化を再考する

ショッピングセンターのレストランフロアに足を運べば、中華・イタリアン・洋食などの専門店が、日本食だけでも蕎麦に天ぷら、とんかつ、寿司などバラエティに富んだラインナップが目に入ります。デパートのお惣菜売り場でも、実に多国籍な食品が並んでいます。

家庭では食の欧米化が進み、和食しか食べないという家庭は少なくなっていると言われています。朝はパン、昼はうどん、夜はカレーといった具合に、見事に多国籍な料理が自然な形で家庭料理にまで溶け込んだ食生活になってきています。

今回は、改めて再考するべく日本の食文化を取り上げます。

家庭での存在感が薄まる日本の食文化“和食

日本の伝統的な食文化をひとことで言うならば、それは「和食」です。

和食というと、「一汁三菜」「出汁(だし)」を丁寧に取った調理法、四季折々の変化を楽しむことができる豊富な食材や美しい盛り付け、おもてなしといったものをイメージする人も多いでしょう。

私たち日本人にとってはあまりに当たり前のものすぎて、日頃改めて意識する機会がないものです。和食は、お米を中心に野菜や魚などの食材を摂取でき、しかも余分な塩分や油分、カロリーを控えることもでき、栄養バランスに優れ合理的な食文化だといわれています。

しかし、前述のように食の多国籍化や欧米化が進み、和食の立ち位置に変化が生じています。和洋折衷メニューなどを食す機会が増え、伝統的な和食はお祝い事の際など特別な時にしか食べる機会が無いという人もいるなど、和食の出番は減りつつあるのです。

2013年にユネスコ無形文化遺産にも登録されるなど、和食は世界的にはひとつの「食文化」として注目を集めていますが、国内では存在感が薄まりつつあります。和食への理解を深め、次の世代へ保護・継承していけるようにと国としての取り組みも行われています。

例えば、農林水産省では食育意識の高まりを意図し、子育て世代をターゲットにして和食文化を普及させるための活動を展開しています。

冊子やリーフレットの作成・配布のみならず、小学校給食へ和食を提供する支援や、2016年度からは「全国子ども和食王選手権」などイベント開催も行っています。(※1)

☑参考

※1 「和食文化の保護・継承」 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/culture/

実は簡単!だれでもできる和食の調理

改めて見直してみると栄養バランスやカロリー面などからも、摂取する機会をより増やしていきたい和食。しかし、和食の調理では出汁を取るなど、手間がかかりそうなことも家庭料理から敬遠される要因のひとつだとされています。

実際、共働き世帯が増えている近年、調理に手間暇かけることなく、短時間でパパっと手際よく調理を済ませたいと考える人も少なくありません。

一見、調理に手間のかかりそうなこの和食ですが、実はとっても簡単!コツさえ押さえておけば、短時間で調理を済ませたい人にとってはオススメの調理法なのです。

和食は、ご飯と味噌汁が基本。ご飯は炊くだけですし、味噌汁は市販の出汁入り味噌を用意しておけば楽です。極端な話、出汁入りの味噌をお湯でとくだけで味噌汁のできあがりです。具材がほしければ、乾燥わかめを入れるだけでも十分なんですよ。

あとは野菜や魚、肉といった主菜を添えるだけで、しっかりした一食が完成します。例えば、主菜に魚料理を採用した場合、魚を焼く・煮る・蒸す・刺身など様々な調理法があるため、バラエティ豊かなメニューを作ることができます。

日本はそもそも島国であることから漁場に恵まれていて、食材としての魚の種類が豊富だという嬉しい特徴もあるのです。

“いつもの和食”に飽きたら川魚料理で食卓に新風を

スーパーなどで気軽に手に入りやすいを使って、例えばシンプルに鮭やさんまの塩焼き、ひと手間加えてブリ大根サバの味噌煮寒い季節は寄せ鍋にタラを入れたり、新鮮な魚が手に入った時には刺身や和え物にしてみたりなど、“いつもの和食”でもさまざまな工夫をしていると思います。

インターネットで「和食」「魚」などと検索してみるだけでも、自分だけでは思いつかないような新しいレシピにも気軽に出合うことができるようになっています。

それでも魚を使ったメニューがワンパターンになってきて、“いつもの和食”に飽きたな、と感じる時には、思い切って「川魚」を取り入れてみるのはいかがでしょうか。海魚とはまた違った風味を楽しむことができるので、新たな味わいと出会うことができますよ。

実は川魚も調理は簡単で、海魚と同じように焼き魚や蒸し焼きにしたり、から揚げや甘露煮にしたりといった楽しみ方ができます。当ブログでは、川魚を使用したお手軽な「渓流ごはんレシピ」もご紹介しています。

「ニジマスの炊き込みご飯」「蒸しイワナの薬味醤油がけ」など、気軽に挑戦できるメニューばかりですので、魚メニューがマンネリ化してきたなと感じた時にはぜひ参考にしてみてください。

栄養バランスだけでなく、調理のしやすさという面でも実は優れている日本の和食。多国籍料理を楽しみつつも、日本が誇るこの食文化の良さを今一度見直して、和食を食する機会を増やしていくことができればいいですね。

和食の献立を彩る一品に川魚を使って、いつもと違う食卓を演出してみてはいかがでしょうか。

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