
こんにちは、いわな専科の坪田です。
当店では岩魚(イワナ)を販売してまして「イワナはどう焼けば上手く焼けますか?!」というご質問をよく頂きます。
そこで今回は当場の「深瀬イワナ(冷凍・内臓処理済み)」を用いて『岩魚の塩焼き』を作る方法とコツを解説していきます。
最後に塩焼きの作り方動画も用意していますのでぜひ参考になさってください^^
『岩魚の塩焼き』の調理手順
当場の深瀬イワナは内臓処理を済ませているので、調理方法はカンタン!
塩を付けて焼くだけで、おうちやBBQで手軽に岩魚の塩焼きが楽しめます。
岩魚は高タンパク低脂肪でビタミン類など栄養が豊富な食材です。
そんな岩魚をまるごとシンプルに味わうなら定番の塩焼きがおすすめ。
王道の食べ方でぜひ当場のイワナの味をお確かめください。
手順1.イワナを袋に入ったまま解凍する
袋に入れたまま流水解凍(10分~15分程度)して、取り出します。内臓処理済みなので、すぐに調理を開始できます。
※内臓処理をしているため、血(のり)が滲んでいる場合がありますが品質上は問題ございません。洗い流してご利用ください。
手順2.イワナに塩をつける(振る)
塩をつけていきます。まずはヒレや尻尾にたっぷりつけます。
その後全体的に軽く塩を振ります。
反対側も同じように塩を振ってください。
※塩は天然塩がオススメです。
手順3.塩をつけたイワナをグリル or フライパンで焼く
グリル、またはフライパンにクッキングシートを敷いて中火で18~19分程度こんがり焼きます。
※機種により温度設定や調理時間が異なる場合があるので様子を見ながら調整してください。
焼き目がついたら出来上がりです。骨がありますので、注意しながら召し上がってください。
フライパンで加熱する場合のコツ
フライパンでも調理することができます。クッキングシートを敷くと焦げ付かず便利です。中火で片面10分ずつを目安に焼いて、焦げ目など様子を見ながら焼きを加えてください。
串付きの岩魚をBBQ等野外で焼く場合
ほとんど手順は変わりません。串を付けたまま上記の調理手順の①②を行ってください。
網で焼く際は、はじめに網の上に立てかけ、魚の表面を乾かしてから焼き始めると網に引っ掛かりずらくなります。
調理のポイントと注意点(イワナを美味しく食べるコツ)
- 岩魚は水分を飛ばした方が美味しい魚なので、こんがり焼いてください。
- 焼いたあとは頭、中骨をとってから召し上がっていただくと食べやすいです。
- 開封後・解凍後はなるべく早めにお召し上がりください。野外・屋内で気温の高い場所に放置したり、素手で触ると細菌が繁殖しやすくなります。
- 当製品は加熱用です。生食はお控えください。
イワナの塩焼きの作り方の動画をご紹介
最後に一連の流れを動画にしましたので参考になさってください。
深瀬イワナの購入は
当サイト(いわな専科)ではおうちで楽しめる塩焼き用のイワナ(深瀬イワナ)を販売しております。
北陸は石川県、霊峰白山の麓にある自社養魚場で、山からの冷たく清らかな天然水で育った当場自慢のイワナです。
サイズは食べ応えのある23cm前後の塩焼きサイズ、5尾単位、日持ちは冷凍で1カ月程度です。
この作り方の記事に記載しているとおり内臓処理済みなので塩を付けて焼くだけで、
おうちやBBQで簡単に香ばしい岩魚の塩焼きをお楽しみいただけます。
当場のイワナ製品はこちらから↓
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